ロッシの名言、伝説のライダーが語ったセリフとは

選手情報

MotoGPと言えば、バレンティーノ・ロッシ選手が有名だ。2000年から活躍し、15年間で7度のチャンピオンを獲得している。生きる伝説と言われ、世界中のMotoGPファンならナンバー「46」=「ロッシ」として、知らない人はまずいないだろう。

そんな彼は、自国イタリアの人気はすさまじく、長いキャリアの中でたくさんのインタビューに答えている。その言葉が「名言」としてまとめられているほどである。

今回は、彼の経歴や戦歴、そして名言をいくつか紹介していく。

バレンティーノ・ロッシ、プロフィール

バレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi)1979年2月16日生まれ。イタリア・マルケ州ウルビーノ出身。父親もかつてスズキのレーサーであったため、幼い頃からモータースポーツを始め、その才能を発揮している。

彼は1996年に125ccにアプリリアでデビュー。その後の彼の戦歴はめざましいものがある。

年    所属     車両    世界ランキング
1996年 アプリリア  125㏄      9位
1997年 アプリリア            1位
1998年 アプリリア  250㏄      2位
1999年 アプリリア           1位
2000年 ホンダ    500㏄      2位
2001年 ホンダ    MotoGP     1位
2002年 ホンダ             1位
2003年 ホンダ             1位
2004年 ヤマハ             1位
2005年 ヤマハ             1位
2006年 ヤマハ             2位
2007年 ヤマハ             3位
2008年 ヤマハ             1位
2009年 ヤマハ             1位
2010年 ヤマハ             3位
2011年 ドゥカティ           7位
2012年 ドゥカティ           6位
2013年 ヤマハ             4位
2014年 ヤマハ             2位
2015年 ヤマハ             2位
2016年 ヤマハ             2位
2017年 ヤマハ             5位
2018年 ヤマハ             3位
2019年 ヤマハ             7位

最近はマルク・マルケス選手の強さが目立つが、それでも世界ランキングトップ10以内だ。2015年までにMotoGPクラスで優勝は89回、125㏄、250㏄のクラスも含めると優勝は115勝にも及ぶ。

ジャコモ・アゴスチーノの122勝に次ぐ記録を出している。

ロッシの名言・バイクについて

自国イタリアで愛されているのは、これだけのタイトルを持ちながら、明るく陽気で、飾らないその人柄だろう。彼は、レースをするときでもインタビューに答えるときでも自然体だ。

2009年のインタビューではバイクについてこう語っている。

バイクって女性みたいで、嬉しそうにしたかと思ったら今度は機嫌が悪くなる。でも重要なのは、怒らせないこと。じゃないととんでもないことになるからね。

https://www.frasicelebri.it/frasi-di/valentino-rossi/

また、

バイクは僕にとってはただの金属じゃない、友だちだよ。こんな素敵なんだから、友だちにならないほうがおかしいよ。

https://it.wikiquote.org/wiki/Valentino_Rossi

僕はレースでは速いんだけど、普段の生活ではからっきしのろまなんだよね。

https://aforismi.meglio.it/aforismi-di.htm?n=Valentino+Rossi

ロッシの名言・父親について

そして、彼の人生を決定づけた父について、別のインタビューで答えている。

僕の父さんはいい父親だし、僕のキャリアの基礎を作った人なんだ。彼は運悪く転倒して、事故を起こして、勝てるはずだったのにチャンピオンにはなれなかった。だから僕は、父さんが成し遂げるはずだったこと(GOAL)を始めた(START)んだよ。

父さんはいつも「やるべきことがあるなら楽しんでやらなきゃいけない。もちろん真面目に取り組むんだ。でもだからって、真面目すぎてもいけないんだな。」て言ってて、それが僕のやり方になったんだ。

https://aforismi.meglio.it/aforismi-di.htm?n=Valentino+Rossi

これが彼らしさの根本なのだと分かる。

ロッシの名言・レーサーとしてのポリシー

僕は人を見下ろすのは好きじゃない。僕らの仕事はロックスターや歌手のようにステージにいることじゃない。僕らはスポーツマンだから、価値は別のところにある。やっぱり人の手本にならないとね。

https://aforismi.meglio.it/aforismi-di.htm?n=Valentino+Rossi

別の記事では、このようにも言っている。

自然にやるべきだよ。アグレッシブな人もいれば、その反対もいる。攻撃的な走りは僕に合ってるけど、反対に守りに入ったら絶対に集中力がなくなっちゃう。

https://aforismi.meglio.it/aforismi-di.htm?n=Valentino+Rossi

またあるときは、投げやりなセリフも。真実をつく一言だ。

バカをして許されるのは、勝ったときだけ。

https://www.frasicelebri.it/frasi-di/valentino-rossi/

ロッシの名言・精神について

精神的な強さって性格の一部みたいなもので、学んだりするものじゃない。本当の強さっていうのは、ものごとが上手くいかなくても落ち着いていられるし、自信も持っていられるし、チームのことも信頼できるんだよ。

https://aforismi.meglio.it/aforismi-di.htm?n=Valentino+Rossi

セナ(偉大なF1レーサー)はインスピレーションを与えた。(死から)20年が経つけど、彼の精神はすべてのレーシングドライバーの中に生きてるんじゃないかな。

https://it.wikiquote.org/wiki/Valentino_Rossi

僕は確かに成長した。でももっと成長しなきゃいけいない。自分が完璧だと思ったら、そこでおしまいだからね。

https://aforismi.meglio.it/aforismi-di.htm?n=Valentino+Rossi

ロッシの名言・モチベーション

伝説のライダーとはいえ、彼も1人の人間。素晴らしいコメントばかりではない。ライバルとも喧嘩ではヒートアップすることも。2007年、あるインタビューで彼は、ヤマハのマシンの調子が悪く、いらだちを隠せない一面を見せている。

チームのせいにすることがない彼にとっては、珍しい発言だった。それだけ困難であったということだろう。

僕はバレンティーノ・ロッシだよ。遅くていつも壊れるバイクに乗らなきゃいけない筋はないよ。日本の整備士みたいにつなぎ着て、速くて強いバイクにしてやりたいよ。

https://it.wikiquote.org/wiki/Valentino_Rossi

また彼は、周りの強さを意識することで、モチベーションを維持する。

なんか僕ってすごい対戦相手を生み出しているのかな。僕がトップにいるときって、2位はすごく強いんだよ。

https://it.wikiquote.org/wiki/Valentino_Rossi

20歳は30歳を年と考えるかもしれないけど、実際はそうじゃない。このスポーツは自分の身体能力だけじゃなくてマシンがあるからね。息は長いんだよ。

https://it.wikiquote.org/wiki/Valentino_Rossi

やはりチャンピオンでいることは、計り知れない重圧があるのだと分かる。そしてこの言葉は、彼が真のレーサーであることを物語るセリフだ。

週末にレースがあるとき、嬉しくて走りたくてうずうずする。そんな気持ちになるから続けているよ。そうじゃなくなったらやめるときだろうね。

https://it.wikiquote.org/wiki/Valentino_Rossi

ロッシ選手が、まだまだ走るのを楽しみにしていることをファンは期待しているだろう。

*引用はすべて、参考サイトを日本語に翻訳したもの

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